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【保存版】人生が地味に改善するオンク本まとめ

どうもブックキュレーターのオンクです。

ロジカルな論文に定評がある芸風だったのですが、もうすっかりブックキュレーターに転身したようです。

 

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本を選ぶのにそんなに難しいことはしてなくて、要は

・自分に新たな気づきがあるか

・再現しそうな根拠があるか

の2点です。

 

本を選ぶ技術〜理系にはしっくりくる良い本の選び方〜|オンク|note

 

モテと同様に読書には人生を変えるだけの威力がありますね。

僕の人生にそれなりにインパクトをもたらしたであろうオンク本をまとめました。

「読んでてこれは...」 というものがあれば定期的に更新していきます。

 

目次

 

自己啓発

嫌われる勇気

はっきりって自己啓発本の類はアドラー本を数冊ほど読んでおけばOKです。逆に変な本を読むことで自らの選択や判断の基準がブレブレになります。オーディオブックも楽に繰り返し聴けてオススメです。
まずはベストセラーにもなった嫌われる勇気です。売れた割には勘違いして理解してる、ただ嫌われてる若者が多いので注意しましょう。

 

幸せになる勇気

嫌われる勇気の続編です。さらに前作の嫌われる勇気よりさらにっひねくれた青年が哲人にしつこくもくってかかかります。
この本の大きなテーマは「愛とはなにか」です。そのへんの薄っぺらい言説ははるかに凌ぐ勢いでいいこと言ってます。これを機に自分は恋人や家族を愛せているか、を自問してみてください。

 

アドラー100の言葉

 アドラーといえば先にあげた2作の著者岸見先生が有名ですが、もしママに「アドラー本は一冊だけよ」と言われたらこの『アドラー100の言葉』を推します。 アドラー心理学の名言集でまあ言ってみればエッセンス凝縮版です。
抽象的な言い回しが多いので、何度も聴いてマインドセットを醸成するのにすごく適しています。アドラー系はオーディオブックもいいですね。

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残酷すぎる成功法則

 居酒屋の武勇伝JJIの教訓や巷でささやかれてる法則などに対し、科学的に正しいのかを説明している本で、いわば既存の自己啓発本へのアンチテーゼです。人間は愚かな者でいつも過度な一般化によって因果関係をゆがめてしまうんですね。

 

 

人生戦略

幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

 まだ読んでない人はとにかくこれだけは買って今すぐ読みましょう。
幸福の土台となるインフラを人的資本、社会資本、金融資産という3つの資本からわかりやすいロジックで説明してくれます。
特に20代で人的資本はある程度蓄積しておかなければ後々人生がハードモードになりがちなので要注意です。

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GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代

 30代にしてペンシルバニア大学ウォートン校の終身名誉教授となった組織心理学者アダム・グラント氏の名著です。本書の要旨は「与えることは大切だが、与えるだけでは成功できない」です。与えて搾取されまくってる人にはグッとくる一冊です。

 

弱者の戦略

 植物学者稲垣氏がさまざまな弱者にみえる生物の生き様を紹介している本です。群れる、他者に化ける、動かない、目立つ、時間をずらす、早死にするなど、どこかステナンやメタゲームに通ずるものを感じずにはいられません。僕らのような弱者が今後長い人生を生き抜いていくうえで有効な示唆を提供してくれます。

 

損する結婚儲かる結婚

 人生において誰もが失敗したくないのが結婚です。我らが藤沢所長が結婚、離婚に関する法律やお金まわりの話わかりやすく説明してくれる、いわば転ばぬ先の杖といえる一冊です。この本の内容さえきちんと押さえていれば、離婚調停中の同僚や人妻の相談にのることもできます。
世の中の価値観は、結婚=幸せ、離婚=不幸せ、といううんこフレームワークに支配されていますが、それに惑わされず、正しくリスクを認識し、結婚制度をツールとしてうまく使えるようになりましょう。 

 

 

恋愛

ぼくは愛を証明しようと思う。

 なんといっても我らが藤沢所長の名著「ぼくは愛を証明しようと思う。」です。本書は恋愛工学の入門書としても位置づけられてます。
本書では恋愛工学を身に着けた主人公の渡辺くんがモテモテになていきます。初見の方は信じられないかもしれませんが、実際に僕らにはリアル渡辺くんみたいなことが起こっていたわけです。次の渡辺くんはあなたです。

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ザ・ゲーム フェニックスシリーズ

 恋愛工学、ナンパ界隈で有名なナンパバイブルです。アメリカの回転草カット?の冴えないライターがPUAというナンパコミュニティに入り、自分をモテモテに変えていくサクセスストーリーです。本書の中には細かいテクニックやモテるマインドセットなども書かれています。恋愛工学の元ネタでもあります。

 

アンジャッシュ渡部の大人のための「いい店」選び方の極意

 良い意味で期待を裏切られた本です。芸能人が書く本はだいたいクソなんですが、この渡部本には佐々木希をゲットしたテクニックが随所に散りばめられてます。お店選びというテーマはある種の建て前であって、渡部さんは生粋のステルスプレイヤーであることがみてとれます。

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愛するということ 新訳版

 この名著にはすべてのテクノロジーの土台となる考え方が書かれています。
多くの人は素敵な相手さえいれば恋愛は成就すると信じています。もちろん理想の彼女を探し続けるナンパ師や白馬の王子様を待ち続ける婚活BBAなどもです。しかし、フロムは愛することは能力だと説きます。要するに恋愛の悩みに対する答えは自分の中にしかないのです。彼女ができても毎回「もっと良い人がいるのでは...」となる人はこれを読んで自らの他力本願ぶりを改めましょう。

 

 

自分を動かす

WILLPOWER 意志力の科学

 『影響力の武器』に並ぶ2大心理学本のうちのひとつです。『影響力の武器』が人を動かすための一冊なのに対して、こっちは自分を動かすための一冊です。極論いえば心理学本はこの2冊でだいたい事足ります。

 

自分を操る超集中力

 どれだけ理論を学んでも実践に移せなければ人生はなにひとつ好転しません。ツイッターでROM専して「勉強になる」と思っても、NewsPicsで賢そうなコメントして「オレ成長してるかも」と思っても誰かを喜ばせたか、そのKPIであるお金とセックスは増えたのか、という意味では前進してないのです。
新しいことにチャレンジするには、認知能力の集中投下が必要です。そのための具体的なハウツーを書いてくれてるのがこの超集中力です。簡単そうなものからひとつずつ取り入れてみましょう。

 

1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

 時間効率を高めるTip集。科学的な根拠もしっかりしてます。

タスクはToDoリストではなくスケジュール表に入れる。なんと、たったこれだけのことで心がとk洟垂れ、ストレスが減り、認知能力が高まる。フロリダ州立大学の研究によれば、ツァイガルニク効果(未完了のタスクによって意識的・無意識的に悩まされる現象)は、タスクを達成するための予定を立てるだけで克服できるという。

 

習慣の力 The Power of Habit

 習慣化の理論周りをきちんと科学的に教えてくれる本です。すごく端的にいえば、習慣をつくるには①きっかけ→②ルーチン→③報酬のループとそれをドリブンする動機づけが必要だよ、ということです。もちろんこの習慣そのものにも動機づけがあるに越したことはありません。習慣によってどれほど人生が変わるのか、この本を読むと習慣のすごみが理解できるかと思います。

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「続ける」習慣

 自分を動かす方法に意志力を使わない方法がひとつだけあり、それは習慣化することです。世間一般では努力が美化されがちですが、人生を変えるのは努力ではなく習慣です。なぜなら努力には意志力が必要だからです。頑張るよりも工夫により習慣化することを考えましょう。
ということが端的にまとめられていて図解も多いやさしめの本です。

 

ハーバードの心理学講義

 「個人的動機と社会的動機が結びついたとき人はもともと備わっていた、特性(性格や気質など)を自由に変えられる」という自由特性論を提唱するパーソナリティ心理学ブライアン・R・リトル教授の決定版です。血液型占いや手相占いはエンタメとしては優秀なのですが、根拠となるロジックがズブズブなので、性格診断みたいな話はこういう本を読みましょう。

 

人を動かす

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

""承諾誘導""という分野の決定版のような本です。ひらたくいえば人を動かすための原理・原則と代表的な事例が詰まった本です。この本では、頭文字をとってCLRASSと呼ばれる6つの武器が紹介されています。ちまたの薄っぺらい心理学本に書かれているテクニックは全てこの6つの原理に基づくものなので、この本一冊もっておけばもう他の心理学本はいらないですね、はい。"

 

PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間

 影響力の武器で有名なチャルディーニの新作です。実はほとんどの場合、僕らは意思決定を下す前に説得されている、という真理を解説してくれる本です。要はバイアスだらけ。人間だもの。

 

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか?

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか?

行動経済学ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンの名著です。やや難しめですが、内容自体は濃い、いや濃すぎるくらいなので文庫本の中では高コスパな本です。かつて付箋をはってメモしながら擦り切れるまで読んだのですが、Kindle本がでているのでそっちのが検索性高くていいかもしれません。

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FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学

ノンバーバル・コミュニケーションの教科書です。先の占いと同様ノンバーバル・コミュニケーションという分野は、なぜかきな臭い人たちが集まってくるところです。研修業者が指南してくるノンバーバル・コミュニケーション講座みたいなのはだいたいクソです。
この本では、きちんとサイエンスを実務につなげた元FBI捜査官がノンバーバル・コミュニケーションに関する背後の生物としての普遍的な原理・原則から教えてくれます。もちろん恋愛での脈ありサインやナンパにも役立ちます。

 

完全教祖マニュアル

教祖の手口があますことなく明かされている名著です。僕ら恋愛プレイヤーの使命は「ひとりでも多くの女性を幸せにすること」ですが、それはなにも素敵なレストランや楽しいイベント事などの""非日常""を提供するだけに限りません。それよりもむしろ、いま目の前にある""日常""を「こう捉えればもっと楽しく生きられるよ」と世界観を少しだけ変えてあげることの方が大切です。「クリスマスは恋人と過ごすもの」、「恋愛体質→ビッチ→悪」、「女は結婚して子供を生むのが幸せだ」。彼女らはこうした社会が提示する価値基準にいつもブンブン振り回され、結果的になにかしらネガティブな要素を心に抱えています。こうした子を救うには教祖の手口を勉強するのが近道かもしれません。まあ要はリフレーミングの技術が詳細に書かれた本です。"

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信頼学の教室

「信頼が大切」と使い古された教訓をお説教してくる人はあとを経ちませんが、彼らが信頼とはなにか正確に理解しているかというと決してそうではありません。「じゃあ信頼ってどうやってつくるの?」と好奇心旺盛な子供のように質問するとまともに回答できる人はほぼ皆無でしょう。そんな素朴な疑問に答えてくれるのがこの本です。信頼とはなにか、どういう要素が信頼形成に効いているのか、逆に信頼を失ったときはどう対応するのがベストなのか、これらの疑問に会話形式で答えてくれる本です。先生のキャラもまあまあおもしろいですね。"

 

人を伸ばす力―内発と自律のすすめ

内発的動機付けで有名なデシ先生の本です。外部の報酬による動機付けがいかに脆弱なものなのか理解できます。内側からくる動機と外側からくる(誰かに求められてできる)動機を繋げることこそ大切なんじゃないかと思う今日このごろです。

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図解 モチベーション大百科

とはいってもすぐに動機付けはできるものではありません。先にあげた完全教祖マニュアルに書いてあるようなプロセスを経て、モチベーションは高まっていくのです。この本はもっとミクロな話を書いていて、すぐにできるモチベーションTips集です。根拠はちゃんとしてます。

 

働き方

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード

36シグナルズというベンチャー企業の働き方本です。今流行っている「働き方改革」がいかにあまちゃんか実感できます。耳が痛い。

 

強いチームはオフィスを捨てる

こっちはリモートをテーマにした本です。普通の会社に勤めてると信じられないけど、業務の9割くらいはスキルとツールを使いこなせればリモートでできるんですね。。。

 

ストレスマネジメント

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

ストレスマネジメント=ストレスを避けることと勘違いされてますが、それよりもそのストレスに意味づけを施すことのが大切です。それによってコミットメントが高まり、自身の成長を加速させるからです。美人心理学者ケリー・マクゴニカル先生の世間のストレス対策の常識を覆してくれる一冊。

 

超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド

ストレス対策の実践本です。ストレスマネジメントは先のマクゴニカル本とこの2冊でOKです。どっかのブロガーが煽ってくる「ノンストレスサイコ~♪」みたいな訴求はスルーしましょう。それよりもストレス避けてなににもチャレンジしないことのがよっぽど損失です。
この本にはすぐにできる具体的なストレス対策がたくさん書いてあります。まあストレスって主観によるホルモンバランスの変化ですからね。

 

健康

脳を鍛えるには運動しかない

運動する真の理由は、モテるためでも筋肉を見せびらかすためでもありません。頭をよくするためです。

高齢者を対象とした最近の研究では、週に2回ダンベルでのトレーニングを6ヶ月続けると、老人たちは壮健になり、遺伝子レベルで老化を逆行させられることがわかった。脳の成長にとっていくつかの因子の生産に関係する遺伝子が、まるで30歳であるかのようなはたらきを示したからだ。

 

筋トレ最強の食べ方

健康でスリムな体型を保つには正しい食事の知識が欠かせません。このあたりの分野は怪しい本か小難しい本の2択であることが多いのですが、PFCバランスの計算方法などとてもわかりやすく解説してくれています。特にダイエットしたい人、筋肉つけたい人なんかはこれ一冊読んでおけば食事の実用面に関してはほぼOKかと思います。 

 

フィット・フォー・ライフ

 ハードカバーでゴツい本ですが、内容はいたってまともです。食事に関しては、ネットの怪しい記事や下手なダイエット本を読むよりもこれ一冊読んどけば事足りるのではないでしょうか。

 

あなたの人生を変える睡眠の法則

サクッと読めるまともな睡眠本。

 

服用危険 飲むと寿命が縮む薬・サプリ―――疲れ、息切れ、めまい、不眠、物忘れ

マルチビタミンはヤバイらしい。

 

知的生産

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

社会人1年目の教科書。

 

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」

なんとなく日々の仕事をこなしていると激務で死にそうになります。単純に時間が足りなくなるからです。しかし、激務で死にそうになっても根性に逃げてはいけません。
最も恐れるべき最悪なパターンは労働時間を減らす→睡眠時間を削る→生産性下がる→労働時間が増える…という負のスパイラルに陥ることです。
このスパイラルから抜け出すには、やはりこの脱「犬の道」の考え方を一刻も早く実行することです。もちろん現実問題やはり政治や文化が絡むので「言うは易し行うは難し」ですが、考えることをやめては絶対にいけません。脳が腐ります。
常に肌間隔でこの考え方のもと動けるようになるまで、何度も繰り返し聴きたい一冊です。

 

問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」 新版

問題解決プロフェッショナル―思考と技術

入社したときに買わされた教科書的な本2冊です。最近「ロジカルシンキングの限界。これからはアートの時代だ!」みたいな言説があふれてますが、ロジカルが不要ってことではないですよ?はい。

 

アナロジー思考 

 "知的生産バイブルに位置づけました。副業やるときでも事業始めるときでも新しいことを始めるときは、自分がもっているものをいかに横展開するかが肝です。ひらたくいえばこの横展開がアナロジー思考にあたります。こういう思考は専門的な知識なんかとはまったく別の筋肉なんですよね。

アナロジー思考というのもある意味でこの「アービトラージ」という考え方の応用、いわば「知のアービトラージ」とでも呼ぶことができるだろう。進んでいる世界で存在するが、同じ構造であるが遅れている世界では存在していないものを発見してそこの穴を埋めることで、遅れている世界にとっては新しいアイデアとなる。これがアナロジーの基本である。

 

メタ思考トレーニン

『「地頭力」を鍛える』で有名な細谷さんの本です。先にあげた人間にしかできないクリエイティブな活動のひとつがこのメタな思考です。メタとは「ひとつ上のレベルの」という意味です。そもそも系の思考と言い換えるとわかりやすいですね。具体的には、①自分を客観視する、②知らないことを知る、③その概念自体がなにかを問う、④上位の目的を問う、⑤抽象化する、などです。自分自身はひねくれているからかそれほど新たな発見はなかったのだけど、特にまじめに頑張って競争しちゃう人にとっては目からウロコかと思います。

 

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」

山口本その1。自分はアート、サイエンス、クラフトのどれかで誰と組めばうまくいくかがみえてきます。

 

武器になる哲学

山口本その2.こっちの方がかっこいいそれっぽいことが言えます。わかりづらい哲学のコンセプトを用途別にまとめてくれてます。

 

 

お金

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

"佐藤さんの名著です。タイトルと中身のギャップがいいです。佐藤さんは「お金」「感情」「テクノロジー」の3つの力学で未来の方向が決まっていくと述べていますが、はっきりいってみんな全然勉強しないので感情よりもお金×テクノロジーにポジションをとるだけで一歩抜きん出ることできますね。若者がテクノロジーでオジサンの経験を凌駕できる素晴らしい時代になってきました。 " となりの億万長者 億万長者の特徴について書かれた地味だけど大切な知恵がある本です。まあ裏技みたいことはしていないってことですね。

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ファイナンス

ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~

本当にざっくりわかる本です。ざっくりなのでそれ以上を期待してはいけません。何の変哲もない会社員はこのあたりの話を勉強しようとしても、金融関連の言葉の難解さに秒で挫折するので、そんな人には嬉しい一冊。

 

なぜ投資のプロはサルに負けるのか

 我らが藤沢所長のファイナンス本です。やはりわかりやすい。

 

現代の金融入門

こっちは所長本より硬派ですが、体系的でわかりやすいです。金融マンでなくても大丈夫。 

 

 

副業

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代

リスペクタブル・ハゲメンである心理学者アダム・グラント先生の副業本の最高傑作です。ついに既得権益マンで慎重に、チャレンジングな副業で大胆に、という仕事ポートフォリオが素晴らしいことが証明されてしまいました。

 

好きをお金に変える心理学

「好き」は時間の流れや活動の内容とともに変わる、という大事な視点は抜けてますが、さわりとしてはわかりやすくて良い本だと思います。

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お金持ちになれる黄金の羽の拾い方

副業、というか自分の事業をやった方がいい理由が書かれてます。人生における経済ゲームの攻略本。

  

そんな仕組みがあったのか! 「儲け」のネタ大全

たいしたことは書いてないのですが、金儲けのうまい人はなにか対象を目にする度にこういうことを愚直に考え続けてるんだなと関心しました。

 

 

事業開発

そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか

山口さんのビジネスモデル本です。価値を生み出したら誰かに提供し信用を蓄積しておく「ハコ」が必要です。この「ハコ」についてわかりやすく解説してくれてます。ちなみに独立するまでステップはこんな感じらしいです。まだまだ道は険しい。。。

 

ビジネスモデルの教科書―経営戦略を見る目と考える力を養う

上の本をさらに細かく体系化し、構造について説明した本です。実行にうつすときの因果関係やボトルネックについても例をまじえてわかりやすく解説されてます。新規事業とか考える人はこれをひたすら読んであてはめていろいろ考えてみるといいですね。僕はおじさんに却下されて資金調達できませんでしたが。

 

ビジネスモデルの教科書【上級編】―競争優位の仕組みを見抜く&構築する

上の本の発展版。 

 

ストーリーとしての競争戦略

リスペクタブル・ハゲメンのひとり経営学者楠木氏の名著です。自分でビジネスをするときのバイブル的存在です。特に非合理だけど合理的なこの手の話の本はわりと小難しくて読むのが大変な本になりがちですが、サッカーの例えや抽象的な表現がわかりやすくまとめられているので、経営やマーケティングの素人でも普通に理解できます。戦略に必要な要素が絶妙なレベル感の言葉で抽象化されているので、とにかくなにかしらの戦略が必要なときに役立ちます。戦略を立てるうえで""何を考えるべきなのか""、が網羅的にわかります。

 

ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

週刊金融日記でも紹介された、スタートアップに関する本です。僕自身はスタートアップの「ス」の字も知らない人間なのですが、「競争はイデオロギーであり、資本主義の対極にある」という主張にハッとさせられました。 当時いくら頑張って働いても楽にならない理由を見事に言い当てていたからです。それまで自分の行動を振り返ると、まわりと同じように一生懸命勉強して資格を取得してみたり、花形ぽい人気のキャリアパスを希望してみたり、見事にまわりと比べてどうかという競争が目的になっていたのでした。

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起業の科学

起業したことがない自分が起業本を勧めるのはちゃんちゃらおかしいですが、大目にみてください(笑)。スタートアップというとイケイケでとにかくスピード重視のイメージが先行しますが、それとは逆にこの本には守備力の話がメインにかかれてます。スタートアップの仕事を手伝ってると、確かにあるあるな内容満載だったのでここに紹介しました。

 

マーケティング

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 確率思考の戦略論

アラサーになるまでマーケティングの"マ"の字も知らなかった自分が読んで、ハッとした本です。マーケティングは売れるしくみをつくるだけでなく、今後のキャリアや普段の仕事にも応用が利く必須の考え方だというのがよくわかります。

 

確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力

先に上げた本の著者森岡さんの骨太数学マーケティングの論文です。理系の僕からしたら統計学マーケティングを繋げてくれた本です。数式わかなくてもなんとなく意味はわかりますが、ふわっとして終わるかも。

 

ザ・コピーライティング

コピーライティングはいわば小手先の技術のようで、意外に侮れません。これがなければどんなにブログを更新しようと読んですらもらえないからです。このザ・コピーライティングは、検証に検証を重ねたコピーライティングの原則がぎゅっと詰まった本です。コピーライティングが苦手な自分にとっては、辞書のようにボロボロになるまで使い古したい本です。

コピー力の基本

ザ・コピーライティングよりも日本人向けなのがこの本です。 記事のタイトルを考えるときパラパラめくって、教科書的な使い方をしています。「イケダンの隣に私がいる!」みたいな日本人のダークなインサイトを刺激する名作コピーもいくつか入っていて、読み物としておもしろいです。

 

 

ブランディング

デジタル時代の基礎知識『ブランディング』 「顧客体験」で差がつく時代の新しいルール

 ブランディングの超入門書。実は「ブランディングガー」とか言ってくるビジネスパーソンの9割はブランディングがなにかわかってません。

 

プラットフォームブランディング

 ブランディング入門書。ブランドがどうプラットフォーム化していくかについて書かれた本です。

 

 

デザイン

プロダクトやサービスが流行るかどうかは、デザインの部分がかなり肝なのですが、その筋の人にこれは読んどけ、という本を教えてもらいました。さっとめくった感じ度の本もよさそうなので、読んだら感想追記します。

デザインのデザイン

 

ノンデザイナーズ・デザインブック

誰のためのデザイン

 

サイエンス

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉

サイエンスマインドを醸成してくれる読み物です。

 

テクノロジー

データの見えざる手

最高におもしろいと思っていたら、やはり文庫化されていました。ウェアラブルセンサを活用して「幸せな状態とは」「運をコントロールできるか」「コミュニケーションの質とはなにか」を調べたら、驚くべき結果がでました。僕はIT系の仕事をしながら薄々感じていた違和感も見事に検証されていました。

 

超AI時代の生存戦略

大学院教授でありメディアアーティストであり実業家である落合さんのきたるAI時代をどう生き抜くかについて書かれた本。この本では「今後AIはブルーカラーよりもまずホワイトカラーに置き換わっていく」という主張がなされているが、AIに携わる身としてはこれは微妙にズレていて「AIを使いこなせる個人(法人も)とそうでない人との貧富の差が急速に広がっていく」のが肌感覚に近い。マクロな流れをつかむには悪くない一冊。

 

人工知能は人間を超えるか

松尾研究室のAI概論です。「なんかよくわからないけどAI怖い」みたいな人はまずこれを読みましょう。AIはただのツールに過ぎないことがよく理解できます。※ただこれを読んでも機械学習アルゴリズムがわかるわけではありません。

 

デジタルネイチャー

 半分も理解できないけど、なにやら大切なことを言ってる気がします(笑)。

 

ビットコインはどのようにして動いているのか? ビザンチン将軍問題、ハッシュ関数ブロックチェーン、PoWプロトコル

ブロックチェーンアルゴリズムがちゃんと理解できる本です。 

 

これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話

 最近でたホリエ本です。仮想通貨を軸に資本主義→価値主義、中央集権→非中央集権への流れをわかりやすく説明してくれます。新しい話はないですが、時代の大きな流れはこれでつかめます。

 

おしまい