恋愛工学で解説するテラスハウス(翔平ちゃんの事例)~いい人ほどモテない理由~
前回に引き続き人気コーナーです。
今回は軽井沢編の翔平ちゃんの事例。
なんとアーティスト!!歌えるし曲もつくれるうえに、入居者の相談にのったり、場を和ませたりと世間的にいう、いわゆるいい人。九州男児。
そして相手はテラハ界のレジェンド、聖南さん。
数々のトレンディを生み出してきた聖南さんですが、いまやすっかり芸能人。インスタのフォロワー50万を越える売れっ子モデル。職業柄かコミュ力が高く表情も豊かなので、前回の安未ちゃんに比べれば、恋愛プレイヤーとしてやりやすい女の子といえるだろうか。
てっちゃんの回にもちょろっとだけ登場してます。
1. 翔平ちゃん「おれ、普通の島袋と遊びたい」
では早速翔平ちゃんのアプローチをみていこう。
最初はJDモデル崩れの安未ちゃんにアプローチをしていた翔平ちゃんだが、安未ちゃんは卒業してしまったのでターゲットを変更。
「飲んでるときはみんなでワイワイしてるけど、普通の聖南さんと遊びたい」
そして、聖南さんの反応は。
「普通のね。ただの島袋(聖南)と遊びたいってことでしょ?オーケーわかった」
"普通の"を上手にいじってくる聖南さん。コミュ力の高さが伺える。
2. 体験型そば打ちデートへ
翔平ちゃんは初回デートとして、そば打ちというなかなかシュールな体験型デートに選択。
プレ・セックス・ピリオドでは加点より減点を避けることが定石だ。こうした意味で長い時間をを共に過ごすであろう体験型デートは上級者向きといえる。
これまでデートにおいては、飽きづらさの設計と小さなサプライズの積み重ねが大事なことは散々繰り返し指摘してきた。
週刊恋愛サロン第66号『狙ったSクラス女性をゲットするためのSOS理論』
週刊恋愛サロン第85号『狙った美女を高確率で落とすSOS理論2.0』
週刊恋愛サロン第86号『SOS理論に基づく史上最強の野毛プロトコル』
この観点からすると、そば打ちデートというのはなかなか根気のいる作業なのかもしれない。女の子目線でいくと「好きな人とならいってもいいけど、そうでない人とならわざわざ蕎麦なんか打ちたくない」といったところだろうか。
全国のそば職人の皆さま、なんか...なんかごめんなさい。もちろん僕はそばが大好きです。
自分たちで打ったそばを仲睦まじく食べるふたり。
「やばいねこれ。写真撮ってあげる」
しかし、残念ながら50万フォロワーがみているインスタにはアップされず。翔平ちゃんの打ったそばはインスタ映えしなかったようだ。
またしても全国のそば職人の皆さま、なんか...なんかごめんなさい。もちろん僕はそばが大大大好きです!
ここで聖南さんから翔平ちゃんへのうれしいひとこと。
「なんか普通にご飯いくっていうよりも、こういう感じで体験型で作るのって新鮮だしおもしろいと思った。はじめて軽井沢っぽいことした」
やはりコミュ力高い。なんでも楽しめてこんなことまで言ってくれる聖南さんは男にとっても、そしてテラスハウス製作者にとってもまさに女神のような存在である。
しかし、こうした女の発言を額面どおり捉えてしまうのが非モテの悪い癖。油断せず気を引き締めていこう。
3. 聖南さんから脈ありサイン!?
するとそば打ちデートが功を奏したのか、聖南さんから次のデートのお誘いが。
「えっ、でも今度さ、いちご狩りいきたい」
しかし、これはおそらく脈ありサインではない。脈があったしても超微量。聖南さんは翔平ちゃんとのデートではなく、シンプルにいちご狩りにいきたくなったのだ。
理由は
・テラスハウス入居者みんなで話しているというシチュエーション
・「そば打ち楽しかったよ」からの「今度いちご狩りいきたい」という体験繋がり
・表情など非言語コミュニケーションからそこまで男を意識しておらず
といったところだろうか。僕や藤原さん(@in_fujiwara)のような熟練したプレイヤーならこうした脈ありサインの強度にはすぐに気づくことができるのだ。
恋愛シーンで必要な観察力とはなにか~脈ありサインの読み取り方と応え方~
4. いちご狩りデートへ
そば打ちデートに続いてまたもや体験型デートであるいちご狩りをチョイス。まあ聖南さんから言い出したからしかたないのだが。
というか...いちご狩りって飽きないか?1つ目はそのまま食べる、2つ目は練乳を突けて食べる、3つ目はまたそのまま食べる。個人的な感覚としては、シンプルにいちごだけ食べるだけならこれでもう十分満足である。いちごだけを食べ続けるのではなく、完成直前のショートケーキをビニールハウスに持ち込み、いちごをのせて自らの手で完成させたショートケーキを食べる、みたいなことをやりたいと思うのは自分だけだろうか。
いずれにせよいちご狩りデートというのは飽きるリスクが高い体験型デートといえるだろう。全国のいちご農家のみなさま、なんか...なんかごめんなさい。もちろん僕はいちごが大好きです。 いちご狩りには行ったことないけれど、毎年ふるさと納税でいちごをおいしくいただいております。
で、いちごも食べ飽きたのでふたりでご飯を食べることに。
ここで翔平ちゃんがまさかのお弁当をつくってくるというサプライズ!!早起きして聖南さんのために愛情たっぷりのお弁当を作り込んできたのだ。
「私 弁当を男性に作ってもらったの始めてかも」
で、このお弁当戦略というのは恋愛工学的にみてどうなのだろうか。
弁当を作るというアクションはGood Dadアピールといえる。積極的なGood Dadアピールがワークするのは、初回セックスを終えた後のポスト・セックス・ピリオドである。プレ・セックス・ピリオドでは文脈にもよるが、どちらかといえばGood DadよりもGood Genesな振る舞いをする方がワークする。他の男が褒めちぎったりプレゼントをあげたりといったGood Dadアピールばかりするからだ。
要するに、プレ・セックス・ピリオドでの弁当戦略はむしろ悪手ともいえるだろう。男女の恋愛においては初回セックスをする前と後ではまるで戦略が違うのだが、普通の一般男性はそんなこと意識していないのである。
というわけで、弁当は初回セックスした後に作ってあげましょう。
5. 翔平ちゃんついにギアチェンジ!
そんないい人すぎる翔平ちゃんがついにギアチェンジ。
「ちょっと今度飲み行こうよ。普通にディナーにいこう」
そうそう!!それだよ翔平ちゃんヾ(^O^ )ノ
男女の仲になるのはディナーに誘ってバーで口説いてタクシー拾って...というのが定石なわけだ。
早朝からお弁当作って真っ昼間にピクニックなんかしてる場合ではないのだ\(*`∧´)/
6. 恋敵ナチュラルアルファ ノアくんが入居
そんななか翔平ちゃんに強敵すぎるともいえる恋敵があらわれる。
「石倉ノアです」
イ、イイイ、イケメンすぐる…( ´゚д゚`)
しかもただのイケメンではない。ストック型お金持ちでしかもモデル俳優志望。もうキラッキラすぎて思わずサングラスかけたいところ。※レイバンの広告は貼りません
早速テーブルについただけで女子2人が食いつくミラクル。
非モテ男性の諸君は、ぜひこの2人の女の子の表情を目に焼き付けてほしい。さっきの脈なし聖南とはまるで違う。女から食いつきがあるというのはこういうことなのだ。この表情の違いに気づけないようであれば、まだまだ修行が足りん。黙って試行回数を積み重ねよう。
その後、ノアくんはこの2人の女子から猛烈アプローチをうけるのだが、この構造にも気づいてほしい。女は他の女からモテている、いわばお墨付きの男が好きなのだ。当然テラスハウスという閉ざされたコミュニティの中でその効果は顕著にあらわれる。
この2人ほど明示的にアプローチはしないまでも聖南さんが「あわよくばあたしも...」と思い始めるのは時間の問題だろう。
7. 翔平ちゃん誕生日デートへ
急げ、急ぐんだ!!翔平ちゃん!!
聖南さんの気が変わる前に早くセックストリガーをひくんだ!!
どう考えてもまともにやると、あのハイスペイケメンに勝ち目はない。
前回誘ったディナーというのは誕生日デートだった。お店は軽井沢のロギングハウス。
なかなか良さそうなお店じゃないか。
ここで翔平ちゃんがいっきに畳み掛けるが、一般男性にありがちなミスを連発してしまう。
「何か最近えらいきれいにならんかった?」
ちょ、おま...最近韓国で整形してきたばっかの聖南さんになに言って....( ´゚д゚`)
「うれしい」
さすがコミュ力高い聖南さん。合気道の達人のごとくきれいに受け流す。
ふう、助かった?
翔平ちゃんはさら褒めちぎる。
「えらいきれいになったなと思って」
「前は内面がよくて一緒におって楽だなと思ってたんだけど、女性としての魅力というか」
幼児用プール並に浅い褒め。芸能人でありモデルでもある聖南さんは普段から似たような褒められ方をしていることを鑑みると、この褒め方はレベル0である。
褒める技術のレベル
— オンク (@it_warrior_onc) 2018年2月16日
・Lv0:単発でありがちな外見を褒める
・Lv1:単発でありがちな内面を褒める
・Lv2:本人が気づいてない外見または内面を褒める
・Lv3:褒めない
・Lv4:本人が気づいてない3つ以上の異なる魅力を説明できる
・Lv5:まだ誰も気づいてない3つ以上の異なる魅力を説明できる
基本的に「美人のルックスは無視する」というのがプレ・セックス・ピリオドにおいては正解だ。どうしても褒めたいのなら解像度高めかつシンプルな表現で、まだ本人も気づいていない魅力を褒めてあげよう。
これはあまり人に教えたくないライフハックなんですが、人の欲求には自己確認欲求(既に自覚していることを再確認したい)と自己拡大欲求(まだ自覚してない長所に気づきたい)という2つの考え方があって、後者の自己拡大を促すように褒めると喜ばれます。
— オンク (@it_warrior_onc) 2017年10月29日
聖南さんはときどきいいこと言うので「自分の価値基準がしっかりしていて他のモデルとは違う」みたいな方向性がいいのではないだろうか。これをさらにさらに自分の言葉でグッとくるような伝え方にするわけだが、まあこのへんは刺さったり滑ったりするのですごく難しい。
しかし、翔平ちゃんの褒め殺しはさらに続く。
「本当似合うよね。こういうところ(おしゃれなお店)が」
ヘタクソな褒めを再三繰り返すも、聖南さんのコミュ力の高さや誕生日というシチュエーションもあり、そんなに悪い雰囲気ではない。
喜んでる喜んでる。
そして最後にまた念押しの褒め。
「今日も改めてやっぱきれいだったわ」
だからいい加減ルックス以外を褒めなさいよ(ノ ̄ー ̄)ノ ┫
安易な褒め言葉は自らのコモディティ化を加速させるだけだ。
ただ聖南さんの心の広さもあり、雰囲気は悪くないようだ。
そして、お店をでてタクシーがくるまで待つ。
ここでなんと翔平ちゃん懇親のキストライ!!
どうだ...
「えっ?♡えっ?♡」
お、良い感じ!!というか、ほとんどの男は気付いてないが、不意に唇を奪われた女性は9割近い確率で喜ぶ。これ本当です。
ちなみにキストライはおおきく2種類ある。ひとつはさっと1秒以内に唇を奪うことで男として認知させ次に繋げるキストライ、もうひとつは深いキスで連れ込める雰囲気をつくりだすキストライ。これを混同して中途半端なことになるとだいたいうまくいかない。
はたして今回はどちらのキストライだろう。やはりタクシーがくるということはテラスハウスには帰らずそのままホテルへ搬送か!?
結果は...
あらら、まっすぐ帰ってきちゃった。だったらさっとキスして別れる方が次に繋がりやすいんだが。あれっ?ちょっと待てよ…
聖南さんの完全に仕上がった表情...完全にシュートチャンス逃してるやん翔平ちゃん...( ゚Д゚;)
はい、いつものやつでまーす。
やはりタクシーの中でもキスしていたようだ。ここまでやってなぜ仕留めにかからなかったのか。男子部屋で修学旅行の中2みたいな会話して盛り上がっている場合ではない。
「チューしちゃった。我慢できんくなって」
「その後タクシーで帰ったんだけど、タクシーの中でも2,3回した」
キストライは、相手にドキドキというサプライズのためにやるものであり、決して我慢できない己の欲望を満たすためにするものではない。しかも男子部屋でその一部始終を話すものでもない。
まあ翔平ちゃんは良くも悪くも正直でいい人なんだろう。
8. ナイトキャンプでワンモアチャンス!!
しかしながら、そんな翔平ちゃんに再びチャンスが訪れる。非モテの女神は見捨ててはいなかった。
入居者みんなでナイトキャンプにいき、男女2人×3組が自然に出来上がる。
ああ...テント組み立てるのと肉切るの嫌いだけど僕もキャンプにいきたひ...
仕上がってますねえ。
いけぇぇぇ!!翔平ちゃんシュートぉぉぉぉぉぉぉぉ(゙ `o´)/!!
「来週 開いてる日ある?」
は?なぜ今言わない...「今日は一緒にいて」からのこっそりタクシー搬送→ゴールだろ( ゜Д゜)!!(最悪の場合一応テントもある)
寮長のタカさんにLINEで連絡しとけばあとはいい感じにやっといてくれるだろうに。
はい、ここでももう一度でまーす。
ああ、ナイトキャンプによる暗がりとお酒によってもたらされたチャンスタイムが過ぎ去っていく...
逆にまた来週ここまでの雰囲気をつくりだすのも結構大変だぞ。
あー、キスはいいから早くゴールを。むしろキスしすぎるとセックスする前に満足しちゃうからかうまくいかないんだよ。クラブナンパばかりしてる人はこのあたりのことは経験則的によくわかってる。
この痛恨のミスをきっかけにいっきに流れを変わることになる。
9. ナチュラルアルファ ノアくん、翔平ちゃんに宣戦布告
他の入居者である優衣ちゃんからの猛烈アプローチをうけているノアくんだが、おれも聖南さんを狙うと翔平ちゃんに宣戦布告。
「ぶっちゃけた話、会った時に一番いいなと思ってた。聖南さんをね」
「それはちゃんと正直に言って、いきたいなと思ったんよ」
「でも俺もたぶん(聖南さんのこと)好きなんかなって...」
ピンチ中のピンチだ。もうこれはサッカーでいえば、クリスティアーノ・ロナウドにペナルティエリア付近で前を向いてボールをもたれたようなものである。右足を振り抜けばすぐにでもゴールが生まれる状況だ。
10. ナチュラルアルファ ノアくんの強烈なひと振りで流れが変わる
そして、早速ノアくん、いやロナウドが動く。
「この前おいしいって教えてもらったカレー聖南さんまだ行ってないよね。今度いかん?ランチとかでも」
優衣ちゃんといい感じなはずだったノアくんからの突然のアプローチに戸惑う聖南さん。
「ん?う... うん。でもゆいちゃんと遊んだりしてるよね?」
この牽制球に対して、ナチュラルアルファ満額回答。
「ゆいちゃんに対して別に好きって感情とかはないから」
「あたし 何か 結構...(ノアはあたしに興味ないのかなと思ってた。でも興味持ってくれてるんなら翔平ちゃんよりノアくんのがいいかも)」※()内はオンクの勝手な推察
ふたりが会話しているところに偶然やってきた翔平ちゃん。
ここで翔平ちゃんはいい人過ぎるゆえの痛恨のミスを犯す。
もう興味がない優衣ちゃんからデートに誘われたノアくんは、誘いに応じるか悩んでいる。モテ男ゆえの贅沢な悩みである。それで翔平ちゃんにももちろん意見を伺うのだが、いい人すぎる翔平ちゃんはまじめに答えてしまう。
「いやいや行かん方がいいと思うけどね」
バ、バカヤローヽ( `д´*)ノ
そこは「急に断るのもかわいそうだから何回か遊びに行って徐々にフェードアウトしてあげたら?一緒に住んでるわけだから急に断って気まずい雰囲気になるのもよくないし」とでもアドバイスしながら、ロナウドの攻撃を遅らせろよ。
もうロナウドに聖南ゴールマウスを狙われた瞬間から時間との戦いなんだよ。
聖南さんは増やしたり半分ずつ分け合ったりできないんだ。つまりもうこれはリソースが競合するゼロサムゲームなのだよ。
翔平ちゃんというのは本当に良くも悪くもいい人なのである。
「俺も行かんほうがいいなと思ってる」
あー...やばい...ロナウドの攻撃を遅らせることに失敗...orz
11. 翔平ちゃん礼拝堂で告白
いよいよ、翔平ちゃんが礼拝堂で花束をもって告白。
いやー、それにしても引っ張った。引っ張りすぎ。
あれ、もしかして僕の勘違いだったら申し訳ないんだが、プロポーズではないよね?まだ交際スタートもしてないよね?たぶん...
「卒業しても隣にいてほしいなと思ったのは島袋聖南。あなただけだから。僕と付き合ってほしい。よろしくお願いします。」
はっきりいって、この女に回答を求めるスタンスの告白はまったくもってワークしない。やはり相手に意思決定を迫るというのは、それなりにコストがかかる。それはOKをするのも断るのもどちらにしてもだ。
どうしても告白が必要なのであれば、事後報告的にするのがセオリーだろう。
「おれ聖南と付き合うことにしたから。はい、今日から彼女ね」
「おれが聖南のこと好きっていうのいつから気づいてた」
など。
こういう「付き合ってください」と女に委ねる告白はただただ性交率を下げるだけである。
その結果...
「ごめん、翔平ちゃん。翔平ちゃんのことよく考えたのね。考えて考えたんだけど、翔平ちゃんとは友だちでいたい」
あー....
別に友だちでいたいというかやはりノアくんの存在が大きいのだろう。
考えてみてほしい。石原さ●みに言い寄られているのに多部未●子とは付き合わない。
ノアくんという金持ちイケメンナチュアルアルファにはそれだけの破壊力があるのだ。
12. ナチュラルアルファノアくん サクッとゴール
翔平ちゃんがフラれた後、もちろんノアくんも聖南さんにアプローチする。
めんどくさくなってきたので省略するが、バーに誘って、そのままホテルにサクッとゴールする。本当にサクッと、だ。
「俺は普通に聖南さんのこと好き」
「ノアをもっと知りたいって思ってる」
まさかの女からの逆セックストライ。
ロナウドやばい。
というわけで...
「とりあえず任せます♡」
めでたしめでたし。
あの食事に誘った段階である程度勝負はついていたのかもしれない。
まあ世間的一般で言われてるいい人って本当いつもモテなくて、いい人が時間とお金をかけて大事に大事に告白してフラれてる間に、バイトサボってクラブで遊んだりしているクズイケメンはその女と最初のデートでサクッとセックスしてます。
表には決してでてこない世の中の真実。
これテストにでますよ。
今回の振り返り~なぜシュートチャンスを逃してしまうのか~
デートの細かい部分はさておき、やはり今回の問題点は再三シュートチャンスがあったにもかかわず、それを見逃してしまったことだろう。長い時間と多くのお金をかけてアプローチすることは恋愛、特に初回セックス前のプレ・セックス・ピリオドにおいて、ほとんどの場合良い結果に結びつかない。
進化生物学的にいえば、何度もチャンスを逃すようなオスは無能でありこの先多くの遺伝子を拡散できない可能性が高いと判断されてしまうのだ。
それでなぜこうしたアプローチに至ってしまうのかというと、単に勇気うんぬんの問題ではなく、「誠実さ」の解釈に原因があるようだ。ほとんどの男は何回もデートしてロマンチックな場所で告白してセックスするのが「誠実さ」だと思いこんでいる。
「おれはあいつらのようなクズイケメンとは違う。誠実な男なんだ」
こうしたアイデンティティが合理的な行動を邪魔するのである。
そんな表面的な「誠実さ」など恋愛シーンではまったく役に立たないどころか、むしろマイナスだ。
もしこうしたマインドに持っているなら、今回の事例を通じて「誠実さ」とはいったい何なのか向き合う必要があるだろう。
週刊恋愛サロン第114号3/3『なぜいい人ほどモテないのか。「誠実さ」の概念を再定義する』
落ち込むな。非モテはクリエイティビティの源泉
こうしてみると、僕ら真性非モテはからっきしダメで、ナチュラルアルファにまったく敵わないような気がしてくる。しかし、一方で非モテにはナチュラルアルファにはみえないものがみえ、気づかないことに気づき、それらをカタチにするクリエイティビティがあるのだ。
非モテはクリエイティビティの源泉なのである。
現に翔平ちゃんはアーティストであり、聖南さんにフラれた翌日に曲を書いている。
Rambling Rose - Studio Video / THREE1989
笑ってよmy lover 「焦がれた風が まだ想い出にもたれたままで
Tonight Baby baby... Stand by your side 暮らいでゆく繋いでも Soon..
浮かぶeverydayは Shooting Stars 弧を描いて絶えないで Close my eyes...
真性非モテベータの僕らには、ナチュラルアルファにはないものを持っていて、それゆえに実現できることや貢献できることがある。
ナチュラルアルファとは違ったモテ方をすればいいのだ。
週刊恋愛サロン第82号『恋愛工学の限界と新しいモテ方「モテ男2.0」』
フラれてもいい。
世界をよりよく作り変えていくのは、非モテの心をいつまでも持ち、内なる声を大切にし続ける人間だ。
非モテこそがクリエイティビティの源泉であり、世界を変える可能性を秘めていると僕は信じてやまない。
週刊恋愛サロン第42号『恋愛ヲタク優位仮説~ヲタクがモテるには~』
おしまい
参考
Terrace House: Opening New Doors | Netflix Official Site