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相席屋潜入レポート その1恵比寿編〜強制的に美人に出会える画期的な居酒屋かもしれない〜

某日夜、僕は恵比寿にいた。

近年パッシブ系出会いエンジンとして流行り始めた、相席居酒屋の有効性を検証するためである。

 

みなさん既にご存知だと思うが、相席居酒屋とはその名のとおり出会いをもとめる男性と見ず知らずの女性とが相席する居酒屋だ。

出会いを求める男性と安く飲みたい女性のニーズにうまく答えた仕組みで、ここ2,3年で急速に流行り始めた。
店舗数の急激に増えているものの、週末に入ろうとするとだいたい7、8組待ちで、
とてつもない人気ぶりだ。
 
出会いエンジンについては過去にまとめたが、相席居酒屋の有効性は未検証であったため、僕はこの日を心待ちにしていた。
 
その日のウイングは学生時代からの友人で、同じ職業柄の恋愛工学プレイヤーのナツ男くんだ。

彼は、Good Dad推しプレイヤーにもかかわらず、常に複数案件を継続的に運用しており、ビジネスでも恋愛でもかなり優秀なプレイヤーだ。

 

ナツ男くんの到着が少し遅れるため、いつものようにストナンする。

若干地蔵しつつも、2声掛け2オープンするもLゲならず。

いや、落ち着け。今日は相席屋の検証が目的だ。

僕はLゲできなかったことを無理やり正当化した。

 

その後ナツ男くんと合流し、いざ相席屋へ。

 

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階段をあがって、入口にいくと目の前に2人組の女の子が受付をしていた。

片方は中の中、もう片方は中の上といったところだろうか。

 

それに続き、僕たちも店員に促され受付をする。

前で受付をしていた子よりも、店員の方がかわいかった。

店員と和みつつも受付を済ます。

 

説明を聞いたところ、料金システムはこんな感じ。

  • 席について相席してからがスタート
  • 最初の30分で1,500円、以降は10分500円ずつ自動延長で課金されるキャバクラのようなシステム
  • ちなみにその日はキャンペーン中で最初の1時間は2,000円(税別)とのこと
  • ご飯とドリンクは、ビュッフェみたいなところがあり、食べ飲み放題
  • まずそうなチェーン居酒屋にも劣りそうなご飯とドリンク
  • 女性は無料
  • どうやらこのあたりのインセンティブがはたらき女性が集まるみたい
  • ナツ男くんいわく、出会いがほしいというよりも、ただ酒飲みたかったり、お腹すいただけの女性が来ており、そうした子は地雷らしい

店内に案内されると、4、5組の女の子がいるようだった。

まだ時間的に早いからか、男は少ないらしい。

 

 

一組目の席に通される。

女の子二人組で、ルックスは中の下と中の上。

二人ともめちゃくちゃご飯を食べているようだ。

中の下の方がビュッフェのお皿を重ねて、さらにおかわりしている。

僕たちが席にとおされるのも、気にせず食べ続けている。

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他愛もない世間話で少し和んだあと、職業あてをしてみる。

 

だいたいこういう出会いの場のくる女性の職業は事務、看護師、美容師、保育士のいずれかだ。

最近勉強中のコールドリーディングの考え方では、看護師なら医療系、美容師なら美容系と広くあてにいくのがポイントだ。

そうすると、看護師以外のMR(医療機器の営業)や医療事務も含むことができるし、美容師以外のエステティシャンやネイルアーティストなども含むことができる。

www.onclog.com

 

あとは身なりから判断する。特に爪の手入れをしているかどうかは大事な判断基準として使える。

  

ナツ男くんが先手をきった。

 

ナツ男「職業あてていいかな。渋谷勤務っていってたからもしかして銀行員?」

 

巨人子「えっ、違うよ(無表情)」

 

ナツ男くん、普通に考えれば渋谷ならショップ店員、日本橋なら銀行員、あたりが妥当なのではないか。優秀だと思っていたナツ男くんのポテンシャルを疑った。

いや、これはボケだったのか。

いや、ボケにしては少し中途半端だ。

こんな着地点のみえない中途半端なボケを優秀なナツ男くんがするわけがない。

でも、これがボケだったらおれはナツ男くんを見捨てたことになってしまう。

 

こんなことを考えていたら、タイミングを逃してしまい、持ち味のクリエイティブなツッコミを繰り出すことはできなかった。

 

 

まあいいや。これでいいフリになっただろう。

 

オンク「じゃあ次おれね。んー、もしかして医療系?」

 

巨人子「えっ、正解。医療事務やってる。(無表情)」

 

案の定、職業をいいあてることはできたが、まったく盛り上がらない。普通は「えっ、なんでわかったの?すごい!!」となって、興味をもってもらえることが多いが、まったくそうはならなかった。

 

やはり、食べ物にしか興味がないのか。

 

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中の下の巨人子はひたすらご飯を食べ、そして、もう片方の中の上の子は携帯をいじっている。

 

オンク「(早く人変わらねえかな~。)」

 

そう思っていた、そのとき

 

巨人子「実は今日経営者と合コンだから、そろそろ行かなきゃなんだよね~」

 

あれ、これ昔本で読んだことあるぞ。。。

 

"思考は現実化する"

 

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき

 

 

これは本当だった。(笑)

 

オンク「遅れると悪いから早めに行った方がいんじゃない?」

 

"経営者"を自慢してくることが少し気になったが、全力で早く席を立つよう促した。

 

巨人子「またね~」

 

二人は退店していった。ここまで約30分程度。かなり疲れた。

やはり変なのにあたるとその後どうしようもないのが、パッシブ系出会いエンジンのデメリットである。

簡単に復習しておくと、出会いエンジンはアクティブ系、パッシブ系の2つに大別できる。アクティブ系は、ナンパや立食パーティーといった自らターゲットを選択できる出会いエンジンを示し、一方パッシブ系は、婚活パーティーや街コンといったターゲットを指定される出会いエンジンを示す。

そうしていると、店員が手際よく目の前のテーブルを片付け、2組目がとおされた。 
左は中の上、右は上の下といったところだろうか。
 
意外といい!!キタコレ(゚∀゚)
 
僕は完全に気をとりなおした。と同時にナツ男くんも目の輝きを取り戻していた。
 
そして、しばらく和む。二人とも横浜方面からきた保育士だという。
なにを話したかはあまり覚えていないが、1組目よりだいぶ盛り上がった。
 
30分弱和んだところで、連れ出しを打診するも、せっかくきたばっかなのでもう少しいたいとのこと。Lゲだけして相席屋をあとにした。


その後、スタンディングバーQにいくも特にターゲットが見当たらなかったため、ナツ男くんと相席屋に対する見解を共有する。
 
オンク「ちらほらかわいい子はいたみたい。実際、店内にはあと5組くらいいたけど、うち半分くらいは中の上以上だったと思う。男もAFCばっかだったし、だいぶ競争優位性は堅持できるはず。相席してすぐ早く連れ出すか、入る前の子を連れ出せれば、コストも抑えれるし、まあまあ良い出会いエンジンになるんぢゃないかな。結論としては、街コンとかネットよりはいいけど、ナンパのがやっぱコスパ高いてとこかな。」
 
ナツ男「ん〜。。。」
 
ナツ男は少し曇った表情でいった。
 
ナツ男「や、結論出すのに調査のサンプル数少なすぎんだろ(笑)」
 
指摘がもっともすぎて、僕は膝から崩れ落ちた。orz
そもそもファクトが足らないなんて、新人コンサルタント未満だ。
今日は仕事じゃないからといって、自分に甘えていたのかもしれない。
 
オンク「そうだ六本木、行こう!!」
 
決して以前名コピーとしてもてはやされたJRのCMに触発されて、この言葉がでてきたわけではない。
僕は以前六本木で相席屋に入ろうとして行列で諦めた経験があったため、六本木店があることを知っていたのだ。
 
 
僕は新たな知見と呼べるに値するレベルのフィールドレポートを書くんだ!

普段ビジネスシーンでは絶対にみせない情熱と強い意志をもって、ナツ男くんとともに六本木へ向かった。

〜次回「相席屋潜入レポート その2六本木編〜出会いエンジンとしての最終評価とその効果を最大化する方法〜」に続く〜