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初めての合流で気づいたナンパスタイルの違い~ステナン派の手口とは~

つい先日、ある恋愛工学生と初めての"合流"だった。

(普段はソロがほとんどでたまにリア友とコンビする程度)

 

"合流"とは、見知らぬ人と会って一緒にナンパすることをいう。

おそらくナンパ業界の用語だ。

 

思い返すと、2年前はナンパとはまったくの無縁だった。

むしろ金曜日の銀座や渋谷でナンパしている人をみて「迷惑極まりねえよな。無理やり女の子の腕つかんだりしてほんと最低。死ねばいいのに」と思っていたほどだ。

※若干の妬みも含まれている

 

では、なぜそこまで毛嫌いしていたナンパを始めたかというと、単純に素敵な女性と出会いたかったからだ。

もちろん出会いアプリや街コンなどの出会いエンジンも試したが、やはりナンパの方が自由度が高く、出会い自体に投じるコストは時間のみでお金はほぼゼロのため、圧倒的にコスパいい。

また自ら相手を選べるアクティブ系出会いエンジンとしては最高峰といえるだろう。

it-warrior-onc-onclog.hatenablog.com

 

そんなこんなで、ひっそりとナンパをしてたわけだが、はじめての合流で新たな気づきがあったので、今回はその違いや自分のナンパスタイルをきちんと言語化してみたい

 

 

ナンパスタイルの違いはチャラナン派とステナン派

わかる方はわかると思うが、ひとことでいうとほんとにこれ。 

チャラナン派の方には、とにかくおもしろいトークとノリがある。

 

声掛けひとことめにして 

「これくらいのペンギンいませんでした?」 

なんて、普通の発想ではまずでてこない。(笑)

しかもこれに対してどう返されても、おもしろくできるトークスクリプトを持ち合わせてるんだとか。

 

これらを使って、歩いてる女性との会話をオープンし、おもしろトークスクリプトで和み、連れ出しているのだ。

仮にファーストコンタクトでの反応がイマイチであっても、並行トークでこれらをうまく使い、いつの間にか女性を笑顔にさせる。

 

自分には、イマイチな反応でも折れない心の強さや、平行トーク(声掛けした女性と歩きながら話すこと)でおもしろい話をして和むスキルもノリもない。

 

ではどうしているかというと、ナンパ感がでないように声掛け、普通の世間話をしている。

完全にステナン派のアプローチなのだ。 

おそらくこれがPuAND氏(@shoichirosm)が提唱するステナン(ステルスナンパ)なのだとこの合流で身を以て感じた。

note.mu

  

以降は、自分がどんなふうにアプローチしていたかを具体的に整理していきたい。

 

 

ナンパ感を消してオープンする

心理学でいうフレーミングという技術を知っているだろうか。

フレーミング・・・・・自分に都合のいいように、巧妙に相手の思考の枠組みを操作するテクニック

(引用元:「心理戦」で絶対に負けない本 実戦編(文庫)) 

つまり、ナンパ感を消してオープンするのである。 

歩いてる女の子に普通に声掛けするとナンパと認知され、著しくオープンや連れ出しの確率が低下するため、状況に応じて、世間話風に声掛けする。

 

例えば、

 

  • 並んでる子に「えっ、ここっていつもこんなに並んでるんですか?そんなにおいしいいんですか?」
  • 自分より後ろに並んだ子に「なんかめちゃくちゃ混んでてまだまだ入れないみたいですよ」
  • お店からでてきた子に「えっ、ここのうえにあるお店行こうとしてんですけど混んでました?」
  • 隣の席で飲んでる子に「それおいしそうですね。なんていう料理ですか?」
  • ジムで自分の横のストレッチしてる子に「やっぱ土日はめちゃ混みますね。いつも土日にきてるんですか?」

 

など。

 

これによって、ナンパ感を消し、ただ世間話をしているという感覚にさせることができる(というかむしろただの世間話でいい)。

さらにこれが恋愛に発展すると、ナンパではなく単なる素敵な出会いとなる。

ステナンとはもはやナンパではなく、ひとつの素敵な出会いなのかもしれない。

 

よって、この考え方では、トーク力というよりもむしろ素敵な出会いというシチュエーションをデザインするスキルがガキとなる。(またこのシーンはこう声掛けすると、連想記憶をたくさんもっておくのも良い方法だと思う)

 

 

おもしろトークは不要。世間話で共通点をみつける 

昔はナンパするにはめちゃくちゃおもしろいトークが必要だと思っていたが、実は意外とそうでもない。

普通に世間話をして、ひたすら共通点をみつけにいけばいいのだ。

これができれば、別におもしろトークをほり込まなくても好感をもってもらうことができる。

 

実はこれは類似性の法則というものに基づいている。

私たちは自分に似ている人を好みます。この事実は、意見や性格特性、経歴、ライフスタイルなど、どのような領域においてもあてはまるようです。

(引用元:影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか 単行本

つまり、共通点をみつけることによって似ているという印象を抱かせれば、好感をもってもらえるわけだ。

 

 

例えば、こんな感じ。

 

「なんかめちゃくちゃ混んでてまだまだ入れないみたいですよ」

 

「えっ、そうなんですか!!」

 

「どっか他に良い店ないかな。えっ、このあたりにはよく飲みにこられるんですか?」

 

「仕事帰りにまあちょくちょく…」

 

「仕事帰りにこられるんですね。ぼくも頻度はそんな多くないけど、ちょくちょくきてますよ(^^) あ、終電まであと少し飲むんだったら立ち飲みバーみたいなとこもうひとつ知ってますよ。でちなみにそこって…」

 

例では、このあたりでよく飲んでいるという共通点をみつけた。

こんな感じで適当に話題を振りながら、共通点をひたすらみつけていけばよい。

そんなこといわれても共通点なんかなかなかないよ、という人もいるが、はっきりいって、こんなものこじつけでよい。

 

例えば、上の例で、

「や、このあたり全然こないんですよ」

と言われても、 

「えっ、普段はどのへんで飲んだりされてるんですか?」

 

「家が北千住の方なのでそのあたりで」

 

「あ、北千住では飲んだことないけど、昔電車寝ちゃって一度だけいったことありますよ(笑)」

 

と無理やり北千住で共通点をこじつければよい。

 

別に寝ちゃって行ったことがなくても、

「ぼくも前郊外に住んでたんですけど、都心よりも空いてていいですよね。」

とやや一般化して、郊外住まいあるあるで共通点をこじつければよい。

 

本当の共通点かどうかよりも共通点を強調することが大切なのである。

 

ちなみにこのあたりの話題を振れば、誰にでも共通する話題なので共通点はみつけやすい。 

世間話と一緒に、バックトラックや相手に役に立ちそうな情報を提示したりできるとより効果的ですね。

 

 

結局は自分にあったやり方でいい

それぞれナンパスタイルに良い悪いがあるわけではないが、ただひとついえるのは、自分にあったやり方をすればいいということだ。

人には生まれつきの遺伝子で内向型や外向型などの特性が決まっているようにもちろん向き不向きがある。

 

ダメなパターンの典型は、Twitter界でよくみる「○○ルーティーンやってみたけど全然だめじゃん」というものである。 

 

〇〇ルーティーンはその背後にある考え方や原理・原則に基づいた行動のごく一部分にすぎない。

なので、ちゃんと考え方を理解したうえで、取捨選択したり、応用して自分にフィットさせたりすればよいだと思う。

 

まあ結局は自分にあったやり方をした方が苦労せずに続けられて、楽しく結果がだせそう。

そう感じた初めての合流だった。

 

 

 

おしまい

 

 

参考文献 

note.mu

会話の掘り下げ方や編集の視点、デートに誘うまで流れなどについて、もう少し詳しく書いてます。