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自分を貫くことの大切さ~システム開発と恋愛は似てる~

先日、会社の勧める要件定義研修に受講してきたので、そこで感じたことを備忘録として残しておこうと思う。

 

今回はまじめな内容なので、面白くないことをお許しいただきたい。

じゃあ普段は面白いかという疑問が残るが…(笑)

 

要件定義とは

要件定義とはシステム開発するためのプロセスのひとつで、どんなシステムにするかを明確にしてお客さんと合意することである。

「どんなシステムにするか=要件」を「明確にする=定義する」ので要件定義という。

要件定義はもちろんプロジェクトの序盤に行うことが多いが、

このプロセスをうまくこなせないとほぼ100%といっていいほどシステム開発のプロジェクトは失敗する。

ここでいう失敗とは予算内で開発しきれなかったり、作ったシステムがまったく使えなかったりといった事態を示す。(確か週刊金融日記 第176号でひろくんも、ゴール設定の重要性という主旨で要件定義について言及していた。)


話を戻そう。 

その要件定義研修の内容は、

  • 顧客の要望をしっかり聞いて汲み取ろう
  • 汲み取った内容をシステムの要件として取り込んで提案しよう

という一般的に重要とされている考え方をもとに、プロジェクト事例をもとにグループワークで要件定義を実践してみるといった講座内容。

 

はっきりいって、まったくもってクソだった。

こんな考え方でやってたら200%失敗する。

この類の研修て価格のわりには基本的に現場で使えないものがほとんどのだが。。。

 

 

システム開発と恋愛は似ている

具体的に、要件定義が失敗するストーリーは概ねこうだ。 

 

  1. お客さんは、思いつくままにあれもこれもやりたいという
  2. 受託側は、お客さんの要望をそのまま鵜呑みにしてとにかくがんばる
  3. その結果、予算内でシステムが実現できなかったり、複雑なクソシステムができて、キレられる

 

 

これは...恋愛とまったく同じじゃないか。

 

恋愛の場合はこうだ。

 

 

  1. 1.女は、理想の男性像として、やさしくて誠実、経済力があるなど(主にGood Dadな要素)あげる
  2. 2.男はその理想の男性像をそのまま鵜呑みにして誠実カードを切る、仕事・年収などをアピールする
  3. 3.その結果、非モテ認定されて、嫌われる

 

 

要件定義では、顧客の要望をしっかり汲み取ることが重要と一般に流布されているが、その通りにやると失敗する。

恋愛では、理想の男性を演じることが重要と一般に流布されているが、そのとおりやるとフラれる。

 

こう考えると似ている。もう少し掘り下げて両者に共通することはなにか。

 

客も女の子も同じようにあれやこれや好き放題いってくるが、結局相手は明確な答えをもっていない、ということだ。

 

どうすればいいけどなんとかしたい。

ただ、なんとかしたいけど明確にどうすればいいかは知らない。

けど、なにも考えてないことを認めたくないからなにかはいう。

 

スティーブジョブズのこんな名言がある。

A lot of times, people don’t know what they want until you show it to them .
(多くの場合、人は形にして見せて貰うまで自分は何が欲しいのかわからないものだ。)

iPhoneが発売される前に、携帯できるタッチパネルの端末で、電話もできて、インターネットもできて…こんな便利なものあったらなと思っていた人はほぼいないだろう。

この原理と基本的に同じといって差し支えない。

 

では、システム開発や恋愛で成果をだし、お互いがハッピーになるためにはどうすればよいか。ビジネスでいうWin-Winというやつを達成するためにはどうすればよいか。

 

臆することなく、自分が信じる答えを貫く。

 

ただただ、これに尽きる。

 

例えば、要件定義の場合、

 

  1. お客さんが思いつくままにあれもこれもやりたいという
  2. 受託側がお客さんの本当の目的はこれ。目的に則したものだけに限定すべきと提案する。(ただし、あくまでも合意するまでには伝え方の工夫などいくつかのアプローチが必要)
  3. その結果、当初のコスト内でシステムで開発できて、かつ業務的な目的が達成できて、お客さんに認められる

 

例えば、恋愛の場合、

  1. 女性が理想の男性像として、やさしくて誠実、経済力があるなど(主にGood Dadな要素)あげる
  2. 男性は、うまくエスコートする、不意にキスするなど、あえてGood Genesな要素をアピールする
  3. その結果、ベッドインできて女性に愛される

 

 

もちろん、自分が信じる答えを貫くには、勇気が必要だ。

貫いた結果、失敗するリスクももちろんある。

自分が信じる答えは、たいてい一般に流布されているアプローチとは異なるため、そのリスクや周りからの批判によるの不安にかられ、実践できていない人が大半だ。

でも落ち着いて考えてみよう。

そこまで深く考えていない相手の意見をそのまま鵜呑みにする方がよっぽど失敗するリスクは高い。

 

要するにいいたいことは、ビジネスでも恋愛でも相手のいうことを鵜呑みにせず、

勇気をもって自分の考えた答えを貫き通すことでみんながハッピーになれるということだ。
 
かなり話が飛躍してしまったけど、こんなことを感じた要件定義研修だった。
この考え方を忘れないよう日々意識しながら、ビジネスや恋愛に取り組もうと思う。
なんか性格だいぶひねくれてた気がする。。。
 
 
おしまい 

参考文献