読書を習慣化し、記憶に定着させる簡単な方法
自分が読んだ本の内容を既セクにわかりやすく説明するタスク課してるんだけど、これめちゃくちゃいい。記憶の定着だけじゃなくて、その本の知識が日常生活のどんなシーンで活きるかていう発想の練習にもなる。おまけに「いつもおもしろい話してくれるよね」て既セクも喜んでくれるし一石三鳥
— IT戦士オンク (@it_warrior_onc) 2016年3月3日
※既セクとは既にセックス済みの女性のこと。世間でいう「彼女」の概念に近いので以下彼女という
以前こんなツイートをしたところ、一部の方からブログでも紹介してほしいとの厚いご要望をいただいたので、簡単にまとめておこうと思う。
そもそも何のための読書か
いつもどおり目的から考えてみよう。
そもそも何のために読書をするのだろうか。
僕は学生時代、ママに「もっと読書しなさい」とよく言われていた。
人というのは指図されると反発したくなる生き物なので、僕は1冊も本を読むことなく、逆にますますサッカーにのめりこんでいった(まったくカーネギーの人を動かすを読んでから言ってほしいものだ。)
なので、なぜ本を読んだ方がいいのかについては、オンクママから説明してもらったことは一度もないし、もちろん学校の先生に教えてもらったこともない。
しかし、今では毎日のように本を読んでいる。
なぜか。
本を読むことによって必要な知識を獲得し、その知識で、現実世界の問題を解決するためである。
世の中にはネットのゴミ記事や上司のクソバイスなど何の役にも立たない情報が溢れているが、良い本には先人の知恵がこれでもかというほど詰まっている。
そして、この先人の知恵を今の現実世界で実践してみて、はじめて読書によるリターンを得ることができるのだ。
もちろんみんな頭ではそう理解して読書を始めるが、いつの間にか獲得した知識を忘れてしまったり、覚えてはいても実践できなかったりしてはいないだろうか。
ある研究によると、本で得た知識は74時間以内にないかしらの行動の移さないと消えてなくなるのだという。
そこで今回ぜひおすすめしたいのが彼女に読んだ本の内容を説明するという方法である。
なぜ彼女に本の内容を説明するようになったか
とある夕飯時の会話。
「今日は昼間何してたの~?」
「本読んでたんだけど、めちゃくちゃいい本みつたんだ。この本絶対読んだ方がいいよ。」
「えっ、みせてみせて~(本を手にとる)」
(読み始めて3分後…)
「飽きた〜。内容だけ教えて~」
だいたいの女の子はこうなる。
人ががんばって獲得したもの(本に書いてある知識)をいきなりよこせというのだから、言ってることはジャイアンとさほど変わらない。
「おまえのものはおれのもの、おれのものもおれのも…な」
しかし、ビジネスで成功するにはギバーでなければならない。(参考:GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代)
コミュティにいか貢献するかというマインドをもつことこそハッピーな人生への近道だ。
まさに 急がば回れである。
なぜ彼女に説明するとよいのか
そんなこんなで彼女に本の内容を説明し始めたのだが、実際にやってみると、これが自分にとっても彼女にとってもめちゃくちゃ良い効果があったので、どんなうれしいことがあるのかを記しておきたい。
メリット1:記憶が定着する
本で獲得した知識を現実世界で実践するには、最低限内容を理解し、記憶しておく必要がある。しかし、大半の人は本を読んだり、講義を聴いたりしてもいつの間にかその内容のほとんどを忘れしまう。
これは理解するためのインプット系のタスクのみを行い、記憶するためのアウトプット系のタスクをしていないからだ。
講義型の大学の授業や新人研修のセミナーを思い出してもらえると明らかだろう。
理解した知識を記憶に定着させるには、インプットした知識を自分の言葉に変換し、アウトプットするタスクを課さなくてはならない。
彼女に本の内容を説明するとは、まさにこのアウトプットするタスクにあたる。
また、彼女は友達や会社の同僚のように否定してくることも少ないため、
ポジティブな感情が生まれ、学習効果が高まるというわけだ。
ポジティブな状態の脳はネガティブな状態の脳より31%生産性が高くなります。販売で37%成績が上がります。ネガティブやニュートラルでなくポジティブなときに医者は19%早く正確に診断するようになります。これは法則を反転させられることを示しています。現状に対してポジティブになることさえできれば脳はより熱心に速く知的に働きその結果としてより成功するようになるのです。
(引用元:TED Talk Subtitles and Transcript "ショーン・エイカー 「幸福と成功の意外な関係」")
メリット2:わかりやすく伝えるプレゼンスキルがつく
ビジネスシーンのコミュニケーションではわかりやすく伝えることが大前提だ。
それが、たとえどんなに複雑なサービスや技術であっても、前提知識のないお客さんに理解してもらわなければらならない。
前提知識がないという点に限れば、ビジネスで応対するお客さんと彼女は基本的に同じだ。(同業者彼女はまあ稀なケースだと思う)
そして、わかりやすく伝えるためには、本の中に小難しい言葉で表現された膨大な情報から必要な情報を抽出し、平易な言葉に言い換え、内容を省略・補足していく、必要がある。
彼女との会話で本を説明するとしても、せいぜい1冊3分〜長くて10分程度なので、本の数か所から最も役に立ちそうな情報だけを抽出して、中2でも理解できるレベルの簡単な言葉に言い換えてあげよう。
さらに、説明しつつも相手のリアクションを観察し、会話の内容を省略・補足していこう。
「確かに〜」となっていれば、内容を省略気味にしてどんどん話の内容をより詳細に展開していけばよいし、「???」となっていれば、内容を言い換えや具体例などで補足すればよい。(相手を観察しながら、つまらなそうなら話題を変えたり、興味ありそうならふくらましたりなど会話を編集するという意味では、デートでやってることとまったく同じといえる)
メリット3:応用力がアップする
実はこれがメリットとしてはめちゃくちゃでかい。
本の内容を説明したところで、彼女はおそらくこうなる。
「理解はできたけど、だからなんなの?」
心やさしい彼女であればこんなことは言わないかもしれないが、この問いに答えてあげることができれば、単なる知識ひけらかしにもならないし、知識が本当の意味で役立つものとなる。
で、どうすれば良いかというと、彼女が出くわしそうな日常のシーンにそれを応用するのだ。
例えば、先ほどの「スタンフォードの自分を変える教室 」の場合だと、
「パパが一人暮らしに賛成してくれないんなら、意志力が最も弱ってそうな木曜か金曜の夜帰ってきたときにお願いしてみたら?」
「肥満は感染するらしくて、肥満の友人がいる場合、いない人に比べて肥満になるリスクが171%増加する(つまり通常の約2,7倍になる!!)から、この前言ってた友達のマツコちゃんと遊ぶのやめるか痩せてもらった方がいいよ(笑)」
といった具合である。
しかし、もちろん応用しづらい分野もある。
そこで、個人的に気をつけてるのは以下の2点。
1つ目は、とにかく無理やりにでもあてはめて、こじつけてみること。
これによって新しいアイデアが生まれる。
そもそもアイデアの良し悪しなんてやってみないとわからないし、実行していくうちに変わるものなので、とりあえず発想してみるようにしよう。
2つ目は、この知識本当に使えるかと疑ってみること。
もしどうしでも応用できない場合は、その知識はコスパが悪い知識である可能性が高い。良い本をたくさん読んでコスパの良い知識をたくさん獲得するようにしよう。
メリット4:習慣化が簡単にできる
なにか目標を決めて新しいことを始めるときに、最もいい方法は習慣化することだ。
彼女であれば必ず定期的に逢うし、資料などの準備も必要ないし、すぐにフィードバックも得られるので、驚くほど簡単に習慣化することができる。
特にすぐフィードバックが得られるというのは習慣化にあたってめちゃくちゃ大事で、 Twitterやブログが続けられるのはリプやコメントがあるからだし、ナンパが続けられるのもLINEをゲットできたり、連れ出せたり、即れたり、わかりやすいフィードバックが2、3日以内に得られるからである。
逆に試験勉強などはがんばってもすぐにはフィードバックが得られないため、継続するのが非常に難しいというわけだ。
メリット5:彼女との関係性もよくなる
ワシントン大学の心理学ゴットマンという人の研究から導き出された、男女関係を維持させる会話の黄金比を知っているだろうか。
ゴッドマンの研究チームは、被疑者の夫婦の会話をもとに、結婚したままでいる夫婦と、離婚する夫婦を90パーセントの精度で予測したのだ。(中略)ゴッドマンの研究結果では、結婚を維持させるカップルは会話の中で否定的なことをひとつ言ったら、肯定的なことを5つほど言うとされている。というわけで、幸福な結婚の黄金比は5対1(肯定的な発言5に対して、否定的な発言が1)で、破たんする結婚の不吉な比率は1対1となりそうだ。(引用元:卒アル写真で将来はわかる)
つまり、メリット3で述べた「知識の応用力がアップ」は、言い換えると彼女の日常生活をどうすればもっとよくできるか、という肯定的な発言を増やす作業ともいえる。
なんともうれしいことに自分の応用力がアップするだけでなく、2人の関係性もよりよくなるのだ。
なにかデメリットは?
はっきりいって今のところ特にない。
あえてあげるとすれば、女子会のネタにされることくらいだろう。(笑)
ただし、実行できない場合がひとつだけある
よし、あとは実行するだけ。
ここまで読んだ方は、もう早く彼女と逢いたくてしょうがなくなっただろう。
しかし、最後にこんな質問をぶつけてくる人が必ずいる。
「彼女いない場合はどうすればいいの?」
はい、いいものがあります。
「みてください!!このnoteぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!(ジャパネットたかた風に)」
はい、ステマです。(笑)
なによりもまず先にやることは本をたくさん読むことではなく、一刻も彼女をつくることです。
「彼女つくると彼女との時間で本読んだり、勉強する時間減るじゃん」という人がよくいますが甘すぎです。甘ちゃん。
彼女ができる→今までより時間が減る→なんとか工夫せざるを得なくなる。
だから生産性が上がる。
むしろ彼女がいないことによって、密度の低い時間を過ごすことになる。
なので、脈ありサインを学んでさっさと彼女とつくりましょう。
はい、というわけで、単なるステマでした(^o^)/笑
おしまい
参考文献
note.mu